前回の記事で町中華の定義が良く判らないと言う話をしたんだけども、なんとなく自分の中のイメージでは個人店で尚且つ昭和の頃からありそうな外観、さらには日本人店主がやっているお店と言うのが町中華の条件には含まれるような気がする。
例えば以前記事にしたパンダ飯店や記事にはしていないけども七左食堂なんかは価格帯で言えばそんな部類なんだけれども、町中華とはまた少し違うんじゃないだろうか?
もっともそれらのお店は私が越谷に引っ越してきてから出来たお店なので、そういう意味でも町中華には当てはまらないような気もする。
萬福の外観や店内の様子
外観
お店は旧日光街道沿いの蒲生駅と新越谷駅の間辺りの場所、南越谷病院の向かい辺りにある。
以前通りがかった時はガラス扉が閉まっていて扉にはステッカーがたくさん貼ってあったりで物凄く入りづらい雰囲気を感じたんだけれども、この日は気温が高かったからかそれともコロナ対策なのか、ドアが御覧のように開放されていたお陰で以前感じた入り辛さも無くすんなりと入店出来た。
店内&メニュー
店内は思っていたよりも奥行きがあって広く、奥の方には座敷席もあった。
お客さんで賑わって居たのでそちらは撮影をしなかったけれど、お店の奥にはある意味町中華の条件の1つと言っても過言ではない高い位置に据え付けられたTVもしっかりと存在していた。
こちらがメニュー、私の好物レバニラ炒めには「元祖?レバーは揚げてます!」と、気になる文言が。
麺類のメニュー、表ののれんにもあったようにやはりニンニクラーメンが一番の推しのよう。
なので今回はニンニクラーメンとレバニラ炒め、そして表ののれんでニンニクラーメンと共に推されていた餃子を注文してみることにしました。
萬福のニンニクラーメン、レバニラ炒め、餃子
これが元祖?な萬福さんのレバニラ炒め、レバーの唐揚げの上に炒めたニラと玉ねぎを乗せたスタイルで、一般的なレバニラとは大分異なるビジュアル。
一口食べてみると・・・なるほど!これは美味しい!!
レバニラ炒めと言うよりはレバーの唐揚げニラ炒めトッピングと言った感じなのだけれども、ニンニク風味強めのレバー唐揚げと炒めたニラの香気&玉ねぎの甘みが絶妙にマッチしています。
1つ難点を言えばそんなに量が多く無い事でしょうか?
例えこの倍の量があっても多分1人で普通に食べきってしまえる位に後を引く美味しさ、2人で行って一皿をシェアなんかしようもんなら「もっと食べたいなぁ」なんて気分になること間違いなし。
複数人で行かれた場合は1人1皿の注文をオススメします。
こちらは餃子、お店によっては「なんとなく1品だけだと寂しいから頼んでみる物」的な扱いをお店側でもしていたりで、そんなに力を入れていなかったりもするのだけれども
コチラのお店の餃子の感想を一言で言えば
主役として活躍出来るレベルの美味しさ
何がどう美味しいとか細かい説明が文章では出来なくて申し訳ないのですが、たまたま入った中華料理店でなんとなく頼んで「うん、こんなもんだよね」なんて思いながら食べるようなイマイチ餃子とは明らかに違う、気が付いたら1皿ぺロリと平らげてしまうような、そんな美味しい餃子でした。
そしてコチラがお店イチオシのメニュー、ニンニクラーメン。
ビジュアルは醤油味のタンメンと言った感じ。
麺は細いちぢれ麺タイプでした。
味は料理名の通りにかなりニンニクの聞いたパンチのある味で、ニンニクとキャベツとモヤシ、さらには醤油ベースの味なのもあってか、時折スープを飲んでいるとラーメン二郎がなんとなく脳内にチラホラと浮かぶような風味。
ただし麺の形状も全く異なる為、全体的に言えばタンメン寄りの味わいです。
こちらも美味しく頂けました。
こちらは店員さんが「どうぞ」と居合わせたお客全員にサービスで振舞って下さった煮込み。
脳内BGMに浅草キッドが流れるような、しみじみする美味しさでした。
萬福 店舗情報
萬福 店舗情報 | |
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住所 | 〒343-0845 埼玉県越谷市南越谷1丁目5−26 |
電話番号 | 048-986-4761 |
HP | 無し |
営業時間 | 18時00分~22時00分 【定休日】 火曜日 |
あとがき
実は今回こちらのお店で一番印象に残ったのは餃子。
お店によっては
「餃子の王将の方が遥かに美味しいなあ、しかも王将の方が安いし」
なんて感じるお店もある。
それは多分前述のように力を入れていなかったり、もしくは日本人向けにアレンジしてなかったりと原因は様々なんだけれども、ここの餃子は本当に美味しかったです。
勿論レバニラ炒めも他ではなかなか食べられない味で、ニンニクラーメンも美味しく頂けました。
町中華の中では若干価格帯高めなこちらのお店だけれども、十分それに見合う美味しさと個性が際立っていてさらには店員さんの接客もとても感じが良く、皆様に是非オススメしたいお店です。
それでは!