オリーブの丘は本当にサイゼリヤの上位互換なのか?実際に行ってみた感想

先日Xを眺めていた所
オリーブの丘はサイゼリヤの上位互換である
と言った主旨の投稿を幾つか発見した。
私はサイゼリヤには良く行くのだが、年々メニューが減ってると感じており、さらにはそれに伴って気づくと毎回ほぼ同じ物を頼んでいる。
あくまで私個人の感想だけれども、今のサイゼリヤのラインナップだと「たまには別の物を頼んでみようか」みたいな冒険心が沸かない。
いつも決まった物を食べるのもそれはそれで悪くない。
例えば私の場合、天下一品だって少なく見積もっても数十回は行っているけれど、未だにあっさりを食べた事が無いのだからサイゼリヤともそういうい付き合い方をしたって良いだろう。
ただ、何か新たな出会いがあれば良いなとサイゼリヤに期待をしつつも、むしろ逆にレギュラーが減っていく悲しさを感じているのもまた事実。
そんな折上記の投稿を見かけ「オリーブの丘なら最近私がサイゼリヤに感じていた物足りなさを満たしてくれるかもしれない」そんな風に思い行ってみることにした。

そんな訳でオリーブの丘 東越谷店へと訪れた。
私が今までオリーブの丘に行った事が無かった理由は単純で、ここの店舗もそうだし獨協大学前の店舗もそうだけれど、近隣の店舗がどちらも駅から離れた場所にありアクセスしづらかったから。
今回は越谷駅から20分ちょっと歩いてお店へとたどり着いた。

ちなみにオリーブの丘の正式名称は「イタリア食堂オリーブの丘」、ゼンショーグループの飲食店である。
ゼンショーグループのブランド一覧を見ると「えっこんなお店もゼンショーだったの?!」と、びっくりするような名前が幾つかあった。
もっともスタートは違えど後にゼンショーに買収されて傘下に入った物も含まれているのだから、知らない物があるのも当たり前ではある。

入るとすぐに受付の機械がある。
全てがアナログなサイゼリヤとはこういうシステム面からして異なっている。
オリーブの丘メニュー(2025年2月時)

こちらが前菜、同じイタリアンで尚且つ価格帯も合わせたファミリーレストランなので被っているメニューもかなり多い、けれども幾つかはサイゼリヤに無かったり、サイゼリヤで以前は取り扱っていたけれども無くなってしまったような物もある。

イワシのマリネなんかは食材的にもサイゼリヤで取り扱われる事は無さそう。
はま寿司等も運営しているゼンショーグループだからこそのメニューじゃないだろうか。

サイゼリヤの人気メニューである小エビのサラダを模した物は無いけれど、代わりにサーモンのサラダがある。
ただサラダはブルスケッタを入れても5種類で内容もトッピングが違う程度と充実度で言えばサイゼリヤと差は無い。
しかし右ページにあるお米のメニューでは明確に違いがある。
ここで注目すべきはリゾットとパエリア。
サイゼリヤで現在取り扱っているお米のメニューはドリアのみである為、お米のメニューに関してはオリーブの丘の方が充実している。
大変申し訳ないのだけれどもドリアのメニューの写真を撮り損ねてしまった、ただオリーブの丘にもドリアは取り扱っている。
そちらについて詳しくは公式メニューページをご覧頂きたい。

ピザメニューがコチラ、年々レパートリーが減ってしまった現在のサイゼリヤに比べると種類が多いように感じる。
さらには内容もクアトロフォルマッジ等のちょっと本格的なピザメニューがあるのも嬉しい所。



パスタに関しては見開き4ページ+季節限定メニューと、サイゼリヤの倍以上の品数がある。
さらにはサイゼリヤでは廃止されてしまった大盛にも対応しているのがたくさん食べたい方にとっては嬉しいんじゃないだろうか。

こちらが肉料理、ハーブ香る豚のポルケッタが扱いを見るに一番オススメなのだろう。
ビーフシチューなんかもあったりでこちらもサイゼリヤより充実している、価格帯はサイゼリヤよりも全体的に見ると少し高め。
ただし一番高い物でも790円(税込869円)と言うのはかなり頑張ってるように思う。

デザートメニュー。
しぼりたてオリーブの丘モンブランに真っ先に目が行った。

この時はプラス100円でティラミスが乗っかるティラミスモンブランと言う期間限定メニューもあった。

テイクアウトにも対応している。
しかもWeb予約も可能なので、土日の夕方等お店が混んでる時間帯には事前予約でテイクアウト等するのも良いかもしれない。持ち帰るのも良いかもしれない。
オリーブの丘東越谷店内&食事の様子

店内は正にファミレスと言った感じだけれど、座席は茶系で色目が統一されててセンスの良さを感じる。

サイゼリヤと違い運んでくるのは配膳ロボット、すかいらーくグループのネコとはまた違う機種。
サラダが運ばれてきたけど料理写真は撮り忘れてしまった。

料理を受け取ったら完了ボタンを押すと帰っていく。

モッツアトマトのパスタ、麺は割かし細めのタイプ。
美味しいんだけど見た目がちょっと寂しい
上に刻んだバジルの葉でも乗せてくれれば映えるのに。
そんな風に写真を見ていると感じたが、多分運ばれてきた時には「ああお腹空いたさあ食べよう」の感情の方が先に来ててそんな事は気になっていなかったので、別段必要ないのかもしれない。

パスタを食べているとほどなくしてピザが運ばれてきた。

マルゲリータはチーズもバジルもなんと言うかつつましい感じだけれども、値段を考えたら仕方ないのかもしれない。
味は問題無く美味しく頂けた。

ポテト&コーンマヨのピザ、パッと見チーズがたくさん乗ってるように見えるけれども、実際にはマヨネーズで大分かさ増しされて見えている。

フリコのオーブン焼き~モッツァレラチーズとマッシュポテト~
マッシュポテトにベーコンとチーズを乗せてオーブンで焼いただけの単純なメニュー、だけど組み合わせ的に間違いのない奴。

たっぷりあさりとベーコンのアヒージョ
もう少しパンが欲しくなるけど、美味しかった。
その他ドリンクバー等も頼んだのだけれど、ドリンクバーについては土日のディナータイムに伺ったお陰でひっきりなしに人が居て写真が撮れなかった。

その後デザートタイムに突入。

メニューを見てとっても気になっていたモンブラン。
このクオリティーで500円だったらかなり満足。

友人が頼んだ焼き立てりんごパイ。
こちらもとっても美味しそうだった。
デザートも食べて大満足で食事を終えた。
オリーブの丘とサイゼリヤの比較

さて、今回初めてオリーブの丘に行ってみた私だけれども、いつも行くサイゼリヤと比べての感想を率直に申し上げる。
まず料金についてだけれど、今回私達はオリーブの丘に3人で訪れ、デザートとドリンクバーも含めて会計は8000円弱。
同じメンバーでサイゼリヤに行って同じようにデザートやドリンクバーを食べても基本5000円以下で、5000円を超えた事は記憶にある限り無い。つまり価格帯だけを見ればサイゼリヤに分がある。
次に料理のラインナップやクオリティー、種類の豊富さについては圧倒的にオリーブの丘が上だし、料理のクオリティーについても前菜やデザートに関して言えばオリーブの丘の方が凝った物がメニューにある為、食事をした際の満足度は高いだろう。
ただしピザやパスタのクオリティーに関して言えば差は余り無く、個人的にはオリーブの丘のピザに乗っているチーズの量がかなり少なかったのも気になった。
システム面について言えば、オリーブの丘は受付や配膳が自動化されていてそういう所でのコストカットを試みている雰囲気がある、逆にサイゼリヤはアナログであり続ける事で低価格を維持しようとしている雰囲気を感じた。
つまりはどちらも優れている所があり
単純にどちらが上とは言えない
と言うのが私の結論。
部屋着と普段着
そんな感じで気分によって2つを行き来するのが良いだろう。
少なくとも私はそうする予定である。
今回訪れた店舗の情報
店名 | オリーブの丘 東越谷店 |
住所 | 〒343-0023 埼玉県越谷市東越谷3丁目12−5 |
電話番号 | 048-972-6621 |
営業時間 | 10:00~0:00 |
HP | オリーブの丘公式HP |