【葛西駅】地下鉄博物館で日本最古の地下鉄を見学してきた

前置き
この日私は葛西臨海水族館に行っていた。
水族館や動物園が基本的に好きな私は、年に数回程度だけれども毎年どこかしらには行っている。
葛西臨海水族館を堪能した後、カレーが基本的に好きな私はインドカレー店が密集している西葛西のどこかしらでインドカレーを食べようと思い、葛西臨海水族館からバスに乗れる臨海車庫まで歩いて行った。
しかし、車庫に着くもバス停が複数あった為、乗りたいバスはどのバス停から乗れば良いのかを右往左往して探しているうちに西葛西駅行きのバスに乗り過ごしてしまった。
その後少しして葛西駅行きのバスが来た為
「葛西駅から西葛西駅は電車に乗れば1駅だしとりあえずこのバスに乗っちゃおう」
と、とりあえず乗る事に。
葛西駅に到着し、早速電車に乗ろうと駅方向へ向かってる途中

ふと見つけてフラッと入ってみたのが地下鉄博物館である。
つまりは全く予定外の寄り道だったのだけれど、元々私はこの手の博物館が好きなので嬉しい出会いだった。
本編

こちらの地下鉄博物館は1986年7月12日開館、入り口の雰囲気やフォントからも80年代感がにじみ出ている。

こちらの施設は東京メトロの関連公益法人である、公益財団法人メトロ文化財団によって運営されているそうだ。

関内の入り口は自動改札機になっている。

入り口の所にはレトロな自動券売機が展示されていた、私が子供の頃はまだこんな感じの券売機が主流だった気がする。

東京メトロ丸の内線の301号車。
丸ノ内線と言えば数か月前に真夜中散歩で全線走破した路線なので、そういう意味でも車両を見ていると少し懐かしい気持ちになる。

丸の内線301号車の解説。

赤い電車を見てるとくるりの赤い電車が脳内再生される。
もっともあの歌は京浜急行のイメージソングなんだけど。

東京地下鉄道の創業者である早川徳次(はやかわ のりつぐ)氏の銅像、彼の手によって日本に地下鉄が初めて導入されたことから「(日本の)地下鉄の父」と呼ばれています。
ちなみにシャープの創業者も同姓同名で早川徳次氏なのだけれども、読みは(はやかわ とくじ)だったりする。

301号車は中に入る事が可能。

しかし運転席付近の座席等は何故か立ち入り禁止になっていた。

301号車の隣に展示されているのは日本発の地下鉄車両である1001号車

1001号車の解説。

国指定重要文化財に指定されているようだ。

恐らくはそれが理由でこちらの車両は中には入れない、代わりに車両内に人形が陳列されていた。

家族連れ、日本初の地下鉄は上野~浅草間との事なのでもしかしたら浅草寺辺りに家族でお出かけしているのかもしれない。
逆に不忍池ってパターンもあるかもしれない。

学ラン&学生帽のクラシカルな学生。
まっすぐに刈られたもみあげにも時代を感じる

打子式自動列車停止装置の解説。

東洋唯一の地下鉄道
当時掲示されていた看板を再現したのだろうか。

ターンスタイルの自動改札機。

コインを入れると1人だけがバーを押して通る事が出来るそうだけれど、もしかしたら硬貨識別は出来ず金額を誤魔化す事も可能だったのかもしれない。

昔の上野駅を再現したような雰囲気の一角。

旧字だと「うへの」だったようだ、うへぇ。

地下鉄ストアの看板、ちん餅に感じる禁忌感。

重要文化財等の認定証。

大相撲春場所の看板、当時の地下鉄は上野~浅草感だったけれども上野から両国まではバスか何かで行くのだろうか?
それとも浅草まで行ってそこから歩くのだろうか?
どちらにしてもかなり距離がある。

地下鉄の年表。

シールドマシンカッターディスク
こちらは東京メトロ副都心線「東新宿~新宿三丁目間」のシールドトンネル工事に実際に使用されていた物だそう。
重さは18トンもありわざわざ地下を補強する工事までした上で展示しているとのこと、こちらのディスクが回転することによりトンネルを掘り進めていたそうです。

地下鉄博物館来館記念のフォトスポット。
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地下鉄四谷駅の再現模型。

東西線の実際の運航状況モニター、コチラはしっかり現在の状況と連動しています。

コチラは単線シールドトンネル。
名前の通り単線地下鉄の実寸大のトンネルで、この中を車両が通過している。

南北線の解説パネル。
南北線、東横線沿線に住んでた頃は直通車両があったのでちょくちょく乗ってたような気がする。

音声ガイダンスのボタンも設置されていた。

パンタグラフを動かせる展示物。

私が訪問した当時は丸ノ内線開通70周年展~車両編~の特別展が開催されていた。
中の展示物は写真撮影可能だけれども掲載とかはしないでねとの事だったのでここでは紹介を伏せておく、と言うのも確か普通に関係者の実名入りの展示物とかも多数あったのでそれが理由だろう。

鉄道博物館だと必ずと言っていいほど展示されているNゲージのコーナー。
1時間位はずっと眺めてられる。

こちらのホールでは毎日映画を上映しているらしい。
上映スケジュールは公式HPで見られる、アニメじゃなくまんが映画って表現がレトロでなんか良い。

銀座線01系車両の先頭車両、こちらの車両は30年以上利用されていたとの事。

東京高速鉄道129号車

こちらは車内に入る事も可能。

かつて使用されていた車両一覧。
私は都内に住んだ事が実は一度も無く、神奈川の各所を何度か引っ越しつつずっと住んでて、その後越谷に引っ越してきた為、この中で親しみがあるのは東横線に直通している日比谷線位だったりする。
東武スカイツリーラインも日比谷線直通車両があるのになんとなく縁のような物を感じる。
あとがき
都内近郊には各所に各種鉄道会社の博物館が点在している。
折角なのでまとめて紹介しておこう。
- 【JR】鉄道博物館(鉄道博物館駅)
- 【東武】東武博物館(東向島駅)
- 【東急】電車とバスの博物館(宮崎台駅前)
- 【JR】新幹線資料館(国立駅)
- 【京王】京王れーるランド(多摩動物公園駅)
- 【小田急】ロマンスカー ミュージアム(海老名駅)
- 【京急】京急ミュージアム(新高島駅)
- 【東京メトロ】地下鉄博物館(葛西駅)
こんな感じで鉄道各社の博物館があるが、西武鉄道だけはこの手の博物館を運営していないようである。
いずれ全て行ってみよう、ただ海老名は埼玉からだとちょっと遠いのでかなり先になりそうだ。
東武博物館の施設情報
店名 | 東武博物館 |
入場料 | 大人:220円 こども:100円 (※満4歳以上中学生まで) |
住所 | 〒131-0032 東京都墨田区東向島4丁目28−16 |
電話番号 | 03-3614-8811 |
営業時間 | 10:00~17:00 (※入館は16:30まで) 月曜日定休 (祝日・振替休日となる場合、その翌日) |
HP | https://www.chikahaku.jp/ |