「彼氏居ない歴=年齢」なアラサーの上京物語 後編

昨日の記事の続きです。

最初に私が「こっちに来て暮らしてみたら?」と声を掛けてから3年位の月日を経て、実際にこちらに暮らす事になった彼女。

私と電車で3駅程しか離れていない所に住んでいるのもあり、越してから最初の数ヶ月は頻繁に会っておりました。

私が浅はかだったのは重々承知しているのですが

「こっちに来て人間環境や職場が変われば結婚相談所なんかに頼らなくても、彼女だって普通に恋愛して彼氏が出来る」

そんな風に本気で思っていたんです。

 

しかし、頻繁に彼女と会うようになったお陰で彼女の人となりを深く知った私は

 

この子もしかしたら結婚どころか恋人すら一生出来ないかもしれない

 

そんな考えを抱くようになってしまいました。

 

 

何故そう感じたか?

について私なりの感想を以下に記したいと思います。

 

 

 

会話のキャッチボールが不得意

ここからのくだりはともすれば彼女の悪口になってしまうのですが、私自身は彼女を嫌な奴だと思った事は一度もありませんし、客観的に見ても彼女は決して悪い子ではありません。

 

ただ・・・彼女は他者とのコミュニケーションが全てにおいて少しずつずれてるんですね。

 

例えるならば

 

ツボを外したマッサージを受けているかのような心地の悪さ

 

を、彼女と接する度に感じていました。

 

今真面目な話してるのになんでそんな茶々いれるの?

 

私はそういう意味で言ったんじゃないんだけどなあ・・・

 

一言余計だなあ

 

1つ1つは取るに足らないようなレベルなのですが、他の友人とのやりとりでは起こらないような小さい意思疎通のズレが頻繁にあり、それが積み重なって私は彼女に対しストレスを感じるようになってしまいました。

 

その昔、当時大学生だった彼女が

大学で仲の良いグループの子達と学食でランチしていた時に、ちょっと席を外したら「あの子何かずれてるよねー」と陰口を言われていた

と、バイトの休憩中に悲しそうに言ってたので

 

当時彼女をそこまで深く知らなかった私は

「その場に居ない子の悪口言いたがる女の子って結構いるから、そういうのは気にしないで良いよ!○○さんはそんな事無いから!」

と、励ましたのですが・・・今思えば彼女達は悪口じゃなく単に正直な感想を述べただけなのだろうと思うようになってしまいました。

 

 

自己評価が高い

ある日彼女が私に言いました。

 

「私、ずっと自分は女子力が高いと思ってました」

 

その言葉を聞いて

私の脳内には厚切りジェイソンが登場。

 

話を聞いてみると彼女には体育の先生を目指してずっと体育会系の部活に所属していたようなボーイッシュな幼馴染がおり、その子に良くそんな風に言われてたので自分はずっと女子力が高いんだと思っていたそうです。

 

・・・それはあれだ

 

久しぶりにあった親戚のおばちゃんが言う

「まあ~すっかり綺麗になっちゃって」

と同じ位、真に受けちゃいけない奴だ。

 

・・・そもそも女子力の高い子は引っ越して1ヶ月で男子高校生みたいな部屋にならないだろ

 

等、心の中でツッコミを入れる私。

 

ただし、彼女自身こっちで働き始めて「あ、私って別に女子力高く無いんだ」と気づいたからこそ私にそんな風に言ってきたのでしょうから、そこに気づけただけでも喜ばしいのかもしれません。

 

 

 

後は、私と彼女が確か池袋だったかな・・・に出かけていた時の話。

横断歩道で信号待ちをしていた時、目の前にはカップルが立ってたのですが、その彼女さんがとてもふくよかな体型をしていたんですね。

その後信号が変わって歩き出し、そのカップルが別の方向に曲がっていった辺りで彼女が、

 

「ああいうカップルを見ると、私も希望が持てます」

 

なんて事を唐突に私に言って来まして

 

やっぱりこの時も

 

厚切りジェイソンが私の脳内には登場。

 

確かにあの子はあなたより大分ふくよかかもしれないけど、なんで人生で一度も彼氏が出来た事すら無いあなたが彼女に対してそんな風に上から目線で物申せるのかな?

 

と、正直苛立ちを感じてしまいました。

 

彼女は未だ自分に彼氏が出来ない理由が

「良い出会いに恵まれなかっただけ」

なんて今も頭では考えているように見えてしまいます。

 

 

向上心が低い

彼女は現在とあるお店で正社員として働いておりますが、実はそちらの仕事は私が探して薦めた物です。

と、言うのも当初彼女は引っ越して一ヶ月が経過しても一切仕事を探そうとしておらず、心配になった私が「大丈夫なの?」聞いてみた所、なんと彼女は失業保険と退職金でしばらく働かずに暮らそうと思っていたようでした。

ですが失業保険は大体の方がご存知のように、自己都合で辞めた場合は貰える額、規定、時期等の面で当てにならない場合が殆ど。

 

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なのでそんな事を彼女が私に言ってきた時点で「失業保険はあてにしちゃダメだよ!」と彼女を諭し、就職サイト等を色々検索して条件が悪くない物を数個ピックアップ、彼女に「ここらへん受けてみたら?」と薦め、彼女がその中から選んで面接を受けた会社で現在も働いております。

 

さらに退職金に関しても彼女は自分で調べもせず上司に「大体この位のパーセンテージで貰えるから」と以前言われた言葉を鵜呑みにしており、実際に貰えたのがその5分の1程度だった事にショックを受けておりました。

調べてみるとそちらのパーセンテージは定年退職まで勤めた場合のパーセンテージであって、自己都合で退職した場合はパーセンテージがかなり下がるのだという事が判明。

退職金が振り込まれて彼女がその事実を知ったのは彼女が働きはじめてからでした。

 

貯金の大半は「引越し費用、家具や家電の購入、敷金礼金等々」で使ってしまってましたから、彼女に何も助言せず放置してたら引越しして早々に彼女の生活は破綻していたかもしれません。

 

昨日の記事でも述べたように彼女の根底には

 

働かずに暮らしたい

 

と、言うのがあるようで、まあ私を含め人間誰だってそういう気持はあるでしょうが、彼女は仕事に対する姿勢にもそんな思想を反映させてしまっているのが問題なんですよね。

以前の職場で仕事をする上で取らなければならないとある資格があり、その試験をある時彼女は受けたのですが・・・一発合格も決して珍しく無いような難易度の物なのにも関わらず、彼女は3度程落ちてしまったようで上司からも大分叱責されたと以前愚痴っておりました(4度目でやっと合格したそうです)

 

現在働いている会社でも、口では「私ダメだな」とか「頑張らなきゃ」とか言っているのですが、恐らくは行動が伴っていないようで・・・彼女の仕事の愚痴を聞く限りでは上司からの評価は芳しく無いようです。

 

愛嬌が無い

今回触れているのは彼女の内面についてのみですが、恐らくコレが最大の理由だろうと思います。

 

男は度胸、女は愛嬌

 

等と言う言葉もある通り、幾ら欠点があったとしても愛嬌さえあれば女性って可愛らしく見える物なのですが・・・彼女にはそれが著しく欠けています。

ついでに言えば男性女性問わず、さらには人間関係全てに置いてそうなのです。

 

以前地元の飲み会で知り合った男性と付き合う直前位まで行ったと彼女が話していたのですが、結局その男性ともメールのやり取りをそっけなくしていたら「何考えてるか判らない」と言われて連絡が途絶えたようです。

 

ちなみに彼女はその時も反省する訳でも無く「普通にメールしてたらフラれてしまったんですよねー」と、相手方が全部悪いんだと言うような口ぶりでした。

 

恋人に対してだけでなく友人に対してもそんな感じで、例えば私が会話の最中に出した話題に関しても、それが彼女に興味が無い物だった場合は露骨にそういう反応をするんですね。

 

ある日私がそんな反応を見せた彼女に対して冗談ぽく

 

「好きな男の人の前では興味が無くてもそういう態度しちゃダメだよ~」

 

なんて言ってみたところ

 

「好きな人が相手なら私だってちゃんと可愛く応対しますよ!」

 

と返答してきたのですが、私の脳内には以前のその男性とのやり取りでフラれた出来事が思い浮かんでしまった為、内心では「あんた前に地元の飲み会で知り合った人相手に出来て無かったじゃん」なんてツッコんでました。

勿論それを口に出して彼女に伝える事はしませんでしたが、彼女の為にはむしろ言った方が良かったのかもしれませんね。

 

私の目には彼女が

 

「相手がどういう答えを望んでいるか」

 

「相手の自分に対する好感度がどうしたらあがるか」

 

を殆ど考えずに人付き合いをしてきたように見えてしまいます。

 

そんな気遣いをせずに過ごせるような恋人付き合いこそが彼女の理想なのかもしれませんが、そういう関係になれるんはお互いの人間性を深く知るようになってこそで、最初はお互いに相手を思いやって気遣うからこそ人って親しくなれるんじゃないでしょうか?

 

むしろ恋愛はそういう時の方が楽しかったりもしますしね。

 

 

 

それだけならまだ良いのですが、さらに悪い事に彼女は

 

それを言ったら相手が気分を害するんじゃないか?

 

すらも考えない発言をする事が度々あるんですよね。

 

 

ある日、彼女が職場の上司に「今日調子が悪いんだよねー」なんて言われたので「更年期じゃないですか?」と返答したのだと、さも「私、ウィットに富んだ面白いジョークが言えたのよ」みたいな口調で私に話してきたのですが・・・上司に対してそれは無いだろと私はドン引き。

上司は温厚な方だったので「ひどーいw」と冗談として受け取ってくれたようですが、彼女はその上司と決して長い付き合いでも、親しい付き合いをしている訳でも無く、それ以前に目上の人間に対してそんな言葉を投げかけてしまう彼女に対し私が憤りを感じてしまいました。

なので、やんわりと「そういう言葉は幾ら冗談だとしても失礼だから使わない方が良いよ」と伝えたのですが当の本人はどうもピンときてないようで「・・・はぁ、わかりましたすみません。」と納得の行ってないような返事。

これが社会人になりたての子や学生だったら「まあしょうがないか」と私も思うのですが、彼女はもう三十路も目前、それでこれとは・・・思えばその辺りから私はもう「ああこの人もうダメなのかも」と彼女に対して諦めの感情を抱き始めたような気がします。

 

 

 

その他にも小さい事なのですが

 

ある日彼女が私に

「今住んでる所、職場の人にその駅でその家賃は高すぎ!って言われました」

と愚痴って来たんですね。

ついでに

「家賃高いんで引越しも考えてます」

とも。

 

ちなみに今彼女が住んでる家は、引っ越す前に彼女が出した色々な条件に全て合致する物を私がサイト検索したり、実際に不動産屋や現地に足を運んだりして何個かピックアップした物を、実際にこちらに彼女が来た時に一緒に見て回ったうえで決めた物件。

 

なので私は、そんな事を言われて良い気分はしませんでしたし

 

「私あなたが家賃○○円以下でさらには築年数が新しくて綺麗等、その他諸々結構色々な条件出した物を全部クリアする物件ピックアップしたし、あんたもその中から納得した上で選んだよね?」

 

「むしろもっと家賃安い物件もセレクトして見せたけど、内装が古臭いとか気に入らないって言って予算ギリギリの物件選んだのはあんただよね?」

 

と、彼女に対して若干の苛立ちすら感じました。

 

職場の人にはかいつまんだ情報しか言ってないでしょうし、その人達が自分が住んでる地域を良く言いたがる心理は理解出来ます。

 

ただ彼女に対しては

 

それ私に言う必要無いよね?

 

と、私がそれを聞いたらどんな気分になるのかを一切考えない彼女の気遣いの無さに呆れ果ててしまいました。

 

 

そして私は匙を投げた

彼女がこちらに越して来てからもう2年弱になりますが、彼女もこちらでの生活にはある程度慣れたようで、以前程会う機会はおろか電話やメールでやり取りする事も少なくなりました。

 

そしてここ半年程で私は

 

もう彼女は一生このままだろう

 

と、思うようになりました。

 

 

なので何か間違ってるなと思ったとしてもこちらからは何も言いませんし、何か聞かれた事については軽く助言はしますがそれ以上はしません。

仕事の愚痴に関しては「そうなんだ大変だね」と流しています。

 

彼女を変えるより私が彼女との付き合い方を変える方が簡単

 

幾ら真剣に彼女に対し何かを言っても、それは彼女にとってもストレスになる訳ですし。

良かれと思って注意しても

「はいはい私が無能なのが悪いんですよごめんなさい」

なんて感じで逆ギレされた事もあり「ああだったらもう良いや、勝手にすれば?」と私も思うようになりました。

そんな風になったらもう何言っても意味が無いですし、そもそも私がそこまで肩入れする義理は無いのにも気が付きましたので、越してくる以前のような浅めの付き合いのみで深い部分には踏み込まない方が私にとっても彼女にとっても多分良いのだろなあと最近では思います。

 

このお話の着地点

このままだとただ彼女を悪く言っただけの記事になってしまうので、多少強引にではありますがまとめてみようと思います。

彼氏彼女が長らく出来ない方の大多数は

単に縁に恵まれないのからでは無く

外見・内面・環境のいずれかもしくは全てに問題がある

のだと彼女を見ていて率直に感じました。

 

そして特に内面に関しては人に言われるのでは無く、
自ら気づいて能動的に行動しない限り変える事は難しいのでしょう。

 

 

さて、明日からはまた主にカレーについてのあーだこーだなブログに戻ります。

それではまた次の記事で!

 

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