町中華の定義と言うのは私には未だに正確な所は判らない、
実際Wikipediaにも
「町中華探検隊」隊長でライターの北尾トロは、メニューや見た目などから、町中華を定義しようとしていたが、すぐ例外になるようなお店が現れることから「町中華は定義できない」という境地に至っている
散々その手のお店に行きつくしたような方ですらそんな風に結論付けているのだから、私みたいな人間に判らなくても至極当然なのだろう。
ただし「町中華」と言う単語を聞くと大多数の方が、ぼんやりとしたイメージ程度には「大体こんなお店だろう」と思い浮かべる事が出来ると思う。
今回私が訪問した南越谷駅前の華蔓さんも間違いなく皆が思い浮かべるような町中華のイメージにぴったりと合致するようなお店なのではないだろうか?
華萬の外観や店内の様子
外観
先日訪問した貴陽軒の目と鼻の先、南越谷駅からは武蔵野線の高架を右手に見つつ、線路脇の道をレイクタウン方面へ1分程あるくと見えてくる。
この正に町中華と言った感じの外観が素敵、お店前のコカコーラの自販機もお店のカラーとマッチしててそれもまた素敵。
擦りガラスの為に店内の様子は伺えず、そのお陰で入りづらさを感じずっと気にはなりつつも未訪だったのだけれども、こういう企画なのだからと自分を奮い立たせ、大海原へ手漕ぎボートで漕ぎ出すが如くエイヤッと勢いをつけて擦りガラスの引き戸を開けていざ店内へ。
店内&メニュー
やっぱりこちらも店内は町中華な雰囲気で期待&予想通りの雰囲気。
コチラもテーブルには灰皿が置いてあるのでご飯食べた後気兼ねなく一服したい方には良いお店だと思います。
逆に煙が苦手な方には厳しいかもしれませんが、そういう人は分煙もしくは禁煙の中華料理屋さんに行けば良いだけです。
自分から喫煙可のお店に入っておいて文句言われてもお店の人も困るでしょうし、お互い棲み分けは必要です。
町中華の特徴の1つに、この高い位置に置いてあるテレビも入るんじゃないでしょうか?
先日訪問した貴陽軒さんにもこの位置にTVがついていました。
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壁一面にメニューが払えています、メインは丼物と麺類ですが、定食類もそれなりに種類はありました。
実は今回の企画で私は、好物であるレバニラ炒めを毎回注文してそれぞれのお店の味の違いを試してみようなんて思っていたのですが・・・。
残念ながら華萬さんにはレバニラ炒めは無かった為、スタンダードにエビチャーハンを注文してみることに。
華萬のエビチャーハン
こちらが華萬さんのエビチャーハン(税込800円)スープ付です。
かなりのボリュームでエビも結構な数が入ってました。
味付けはシンプルかつ王道な塩コショウがメインの街中華らしいチャーハンで、望んでいた物がそのまま具現化して出てきたような昔ながらの味でした。
予想を遥に超える感動とかそういう類の美味しさでは無く、人生の至る所で食べてきた、口に含む度に人生の節目節目がぼんやりと頭の中に浮かぶようなノスタルジックな味わいです。
華萬 店舗情報
貴陽軒 店舗情報 | |
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住所 | 〒343-0845 埼玉県越谷市南越谷1丁目27−14 |
電話番号 | 048-964-6223 |
HP | 無し |
営業時間 | 【火~金曜日】 11時00分~14時00分 17時00分~21時00分 【土曜日】 11時00分~14時00分 【定休日】 日・月曜日 |
あとがき
店員の方も寡黙で落ち着いた雰囲気ながらも愛想は良く接してくださって、とても良いお店でした。
貴陽軒さんと甲乙付けがたい位、むしろ気分によって使い分ければ良いじゃないと言った感じで南越谷駅近辺では街中華らしさが味わえるお店です。
皆様も機会があれば是非行ってみて下さい。
それでは!