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雑記

「彼氏居ない歴=年齢」なアラサーの上京物語 前編

この記事では私の友人のお話をさせて頂こうと思います。

その子は現在アラサーなのですが

 

「彼氏居ない歴=年齢」

 

と言った感じで、これを書いている現在も目下シングルライフを送っています。

 

そこまで人間性に問題があるようにも、そして30年近くも一切彼氏が出来ない人生を送らなければならない程にはビジュアルも酷くは無いと、最初はそんな印象を彼女に対して抱いていた私でしたが・・・

 

彼女と接する時間が長くなるにつれ

 

ああこれではそうなるのも仕方が無いのかもしれない

 

等と思うようになりました。

 

そんな彼女の出会いから現在に至るまで、及び彼女の人となりについてをかいつまんでお話させて頂こうと思います。

人の振り見て・・・なんて諺もありますが、この記事において彼女の行動や思考を客観的に描く事で、書いている私を含め、何か今後の人生において学べる事があるんじゃないかと、そんな思いでこの記事を作成しています。

前・後編と2記事に跨る内容で、それなりに長くなってしまいますが、おせんべいでもかじりつつご覧下さい(о´∀`о)

 

出会い

彼女と私が出会ったのはもう10年位前のこと

当時私が働いていた東北地方の某県にある県道沿いのファミレスに後から入ってきたのが彼女でした。

私が上京する事になってバイトを辞めるまでのわずか数ヶ月の間ではありますが、それからしばらく彼女とは度々一緒のシフトになり共にファミレスで働く日々を過ごしました。

一緒に働いていた時の彼女の印象は

「大人しくて無口な子」

当時彼女は大学生だったのですが、周りの女の子とは違い自分にはずっと彼氏が居ない事を気にしており、たまにそんな悩みを私に対して零していました。

そんな悩める乙女な一面を覗かせた彼女に対し私は

「いずれ良い出会いが必ずあるから、焦らずじっくり探せば良いよ!」

なんて感じでただの気休めにしかならないようなアドバイスをしてました。

今思えばあの時にもう少し具体的なアドバイスをしていれば・・・ともたまに考えるのですが、ただバイトで知り合っただけの、人柄も深くは知らない子にそれ以上のアドバイスをするのは難しかっただろうとも思います。

 

 

その後私がバイトをやめて上京してからは、数ヶ月に一度メールや電話でやり取りをする位で彼女とはそこまで親しくはしていませんでした。

当時の私は、単に勢いで上京して独り暮らししてみようって感じでしたから自分の事で精一杯でした。

完全に若さゆえの思いつきだった訳ですが、今もこうしてこっちで暮らしているのを考えるとあの行動は間違いではなかったと思っています。

 

それから数年後、彼女も大学を卒業して最初は地元で数店舗ある洋服店に就職する事になりました。

しかし彼女が就職した洋服店は、HP等を見る限りでは大人しそうな彼女の見た目には全くそぐわない、ヤンチャそうな男女が好みそうな服を主に取り扱うようなお店で、実際に働いてみるとやはり彼女は完全に周りの方から浮いてしまってて非常に居心地の悪さを感じていたようです。

元々彼女は本社勤務を希望していて自分が店頭に立つ事は余り考えては居なかったのでしょうが、洋服店の場合大体は本社勤務希望の人間も入社してからしばらくは店頭に立って販売員の経験を積まされる場合が大半なのです。

彼女は大人しい感じの見た目の通り・・・いや、オブラートに包んで表現しましたが、はっきり言えば暗そうな彼女は性格もその通りで、一緒にバイトをしていた時も店長に「声が小さいのでもう少しお客様に聞こえるように」等と度々言われていた位でした。

ファミレスでバイトをしたお陰である程度声の小ささは解消されただろうとは思いますが・・・元々の気性が販売員向きでは無いのは明白でした。

 

実は私も上京後にしばらく都内某所のアパレル店員をやってましてその話も電話で彼女にしていた為、この辺りの時期から徐々に彼女が私に連絡をしてくる回数が増えて行きました。

勿論電話の内容は主に仕事の愚痴と将来への不安。

電話やメールの内容から

「彼女は仕事を辞めたがっていて私にその背中を押して欲しいと願っている」

のだと察した私はやんわりと

「そんなに辛いならやめたら?他に働き口はあるでしょ?」

と彼女が恐らくは望んでいるであろう回答をしました。

 

 

それから数ヵ月後、彼女は無事(?)洋服店を退職。

 

 

その後、彼女は親族のツテでとある会社に事務員兼営業として就職する事になったのですが、洋服店と同様の理由で彼女がとても営業に向いているとは思えませんでした・・・が、当然やる前からそんな事を言うのは無粋かつ大きなお世話ですしから「おめでとう、良かったね」と、お祝いの言葉だけをかけておきました。

 

しかし私が心配していた通りに、その会社はアポ無しでの飛び込み営業もあるような仕事で、当然営業先で邪険に扱われる事も多々あり彼女はアパレル時代よりさらに過酷な状況へと自ら飛び込んでしまう結果となりました。

しかも今回は親族のツテで入社したのもあり、嫌だからと言ってもおいそれと辞める事は出来ない状況。

さらには古い会社だったのもあり仕事以外の面でも、彼女曰く「職場に居るのは基本的に年上の中年男性でほぼ既婚、出会いなんて全く期待出来ない」と嘆く始末。

それから数年間、私と彼女は仕事の愚痴と若干の恋愛相談を電話やメールでたまにやり取りするだけの関係でした。

 

 

度々「出会いが無いから恋愛が出来ない」と愚痴る彼女。

しかし実際には彼女と同い年の女の子の繋がりで、合コンに近いような飲み会は度々開かれていたらしく、彼女もそういう場には誘われて顔を出していたようです。

なので実際には決して出会いの場が皆無と言う訳では無かったんですよね。

彼女の同い年の友人はそんな飲み会等で彼氏を作ったりしていたのですが、彼女は結局誰とも(正確には彼女曰くそれなりに良い線までは行った男性は居るらしいですが)結ばれませんでした。

 

それから数年間、そんな日々を繰り返すうちに周りの女友達はどんどんと結婚し、全体的に結婚が早い田舎では、気づけば地元の友人関係で独身で彼氏も居ないのは彼女だけになってしまっておりました。

すると周りの女友達が気を使ってなのか面白がってなのか、同じように地元のコミュニティの中で彼女が居なくてあぶれてしまってる男性となんとかくっつけようとするらしいんですね。

彼女はそれがとても嫌だと私に度々電話で話していました。

私もこの時点では彼女がただ大人しくて男性と上手く話せず、さらには田舎の限られたコミュニティで出会う機会が少ないから彼氏に恵まれないんだろう・・・と、そんな風に思っており

 

私はこの時に軽く

「それならコッチに来てみたら?」

と提案をします。

 

その時に彼女は

「知り合いのツテで入った会社だから、もう少し働かないと紹介してくれた人の立場が悪くなる」

との回答。

確かにそれは一理あるなと考えた私は、

「そしたら上京する時の参考と、気晴らしも兼ねて今度うちに泊まりにくれば?」

と彼女に提案。

 

この頃の私は自分自身が上京して環境や人との出会いが劇的に変わったのもあり、彼女も同じように環境を変えればきっと良い出会いに恵まれるだろう。

と、そんな風に考えて居ました。

 

それから数ヵ月後、有給を利用して1泊2日でうちに泊まりにきた彼女、最初に来た時は確か浅草を案内したのだったかな・・・?

 

それから数年、1年に1、2回位のペースで彼女はうちに泊まりに来ました。

 

 

私の家に度々泊まりに来る事で、都会で暮らす事にそれなりに魅力は感じていたと思われる彼女ですが、やはり地元から出て一人暮らしと言うのはなかなか踏ん切りがつかなかったのでしょう。

 

彼女は地元での結婚も諦めておらず、

結婚相談所に申し込みをしていました

 

プラス、親族の紹介で何度かお見合いもしていたようです。

 

しかし、彼女は先ほども申し上げた通りに地元のコミュニティであぶれた男とみんなにくっつけようとされる事をとても嫌がっていた位ですから、結婚相談所やお見合いに来る男性が彼女のおめがねに適う事はありませんでした。

結婚相談所に紹介された男性との食事等をした際の愚痴を私にこぼす彼女の言動を聞いていると、男性への理想だけが物凄く上がっているような状態で、さらに悪い事には自分を全く客観視出来て居らず、物凄く自分の価値を高く見積もっているように感じました。

 

この頃から私は「20代も後半だと言うのに現実を見ず理想だけを思い描く彼女」に対し、若干の苛立ちに似た感情をたまに抱いていたように思います。

ただ、経験の無い彼女に「現実を見ろ」等と辛辣な事を言うのは酷だと思い、彼女の愚痴に対してはなるべくポジティブな言葉で返すようにしていたのですが・・・

ある時に言った彼女の一言で私は若干感情を表に出してしまいました。

 

それは

 

「私、仕事したくないから早く結婚したいんですよね~」

 

の一言。

 

もしかしたら彼女なりのただの強がりだったのかもしれませんし、そもそも彼女は恋愛自体殆ど経験した事が無いのだから仕方ない部分もあると今考えれば思うのですが、この言葉を聞いた瞬間に私は彼女に対して初めて強い苛立ちと嫌悪感が入り混じったような感情が沸きました。

 

「何を言ってるの?結婚ってそこがゴールじゃないんだよ?」

「結婚ってそこがスタートラインだよ?」

「そんな気持ちでもし結婚出来たとしても絶対に上手くいかないし、その後の人生苦痛だよ?」

 

なんて事を、ついつい少し感傷的になって彼女に言ってしまった私。

彼女には言いませんでしたが心の中では

(あなたそんな上から目線で男を品定め出来るような立場じゃないでしょうが!)

と言う思いもありました。

 

 

そして改めて

「あなたはやっぱりこっちに来た方が良い」

と、伝えました。

 

余り深くは書きませんが、今働いている会社も前述の通りに親族のコネで入ったのもあり、そして彼女自身にその仕事への適正もやる気もあまり無く、職場では恐らく厄介者に近い扱いをされているであろう事を彼女の仕事の愚痴から察っしたからです。

間違いなくこのまま今の職場で仕事を続けても、彼女にとっても会社にとってもマイナスでしか無いだろうと私は感じました。

 

それから1年半後に彼女は実際に上京する事になるのですが・・・

 

その後については長くなってしまったので、次回の記事でお話させて頂こうと思います。

ではまた!

 

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